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土門拳と月例写真 ブログトップ

土門拳と作品。月例審査で何故写真を撮るかを迫る土門の熱意! [土門拳と月例写真]

土門拳はカメラ雑誌月例でアマチュア作品を審査する中、
「何故写真を撮るのか?」を執拗に追及!
その作品の評は、最近のプロ写真家に類を見ない!!




こんにちは。


先日、写真クラブの仲間から、大家 「土門拳」 の話がでました。



土門.jpg
「土門拳」



「土門拳」は、皆さんもご存知の通り、「木村伊兵衛」と共に
日本を代表する大御所的写真家です。


「木村伊兵衛」と「土門拳」は日本写真界の双璧と
言ってもよいでしょう。


今日は、「土門拳」 がカメラ雑誌の月例コンテスト
審査員となった時の「評」について、書いてみたいと思います。



月例写真への「土門拳」評について 





先輩から、譲り受けた古いカメラ雑誌を久しぶりに開いていると、
月例コンテストの作品を審査する 「土門拳」 の鋭い評に目が留まりました。


最近のカメラ雑誌では、さまざまな分野のプロカメラマンが
かわるがわる審査員を務めていますよね。


入選作をそれぞれ評価しているわけですが、
それは、技術的にどうだとか、内容がどうだとか、
おおよその評価を少ない行数で述べているにすぎません。


それでも、読者にとっては、非常に勉強にはなります。


だからこそ、私は、これまで、独学の方にカメラ雑誌の月例を
オススメしてきました。



そこで、ここでは、「土門拳」 の入選作に対する選評について
実際の土門拳のコトバをご紹介してみます。


普段みておられる「選評」を思い出しながら読んで
下さると、なお、その違いを感じられるだろうと
思います。


次の写真に対する
土門のの評をその下に載せますね。


(トップ入選)(2003年のフォトコン誌より)
土門評.jpg



写真に対する「土門拳」の「選評」



「 左端を歩くおばさんは切り抜いた写真を張り付けたように
見える。

その後ろの鳥居までが切り抜いた写真を
張り付けたかに見える。

近景、中景、遠景がそれぞれ別で、この写真そのものが、合成写真のような
不思議な効果から成り立っている。

(中略)

写真の中の素材が、互いに疎外し合っているのである。

写真が自己分裂をしていると言っても良い。
今まで、こんな不思議な写真はみたことがない。
少なくとも月例では、一度も現れたことがない。


 問題は、こういう風景にカメラを向け、こういう瞬間に
シャッターを切ることにある。


それは、写真が自己疎外している以前に、作者自身が
自己疎外を起こしているのである。

作者自身の小市民的な自己分裂が、この写真に
投影されているということである。


ぼくは、そう解釈する。これは、作者「S」君の 心象風景なのである。・・・・・」



まだ続くのですが、それは次回でご紹介
したいと思います。


入選作に対する、ここまでの「土門拳」の「評」を
読まれただけでも、写真に対する接し方や、深さが 感じられると思います。



それでは、今日はこの辺で、次回、またお会いしましょう。





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