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風景画像①.jpg






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バカチョンカメラが人生を変える!歴史に残る老夫人の渾身の記録! [バカチョンカメラ]

バカチョンカメラで撮り続けた村の写真が、「人生を変える」
といわれた写真集になり、映画にもなりました。後世に残る
渾身の記録を写真に撮ったのは、なんと初老の夫人でした!



ある村を撮り続けたおばあちゃんの傑作!




昨日、近くの喫茶店で、写真仲間が集まりました。

好きな写真談義は、とどまることがありません。

中でもこの日話題になったのは、バカチョンカメラで撮った

おばあちゃんの写真についてでした。


前回は、長い間コツコツ撮り続けてコンテストで

1位を受賞した主婦を取り上げました。

そして、撮った写真の「ウマサ」も書きました。



今回は、技術は未熟で、カメラも安っぽい誰でも、

押せば撮れる「バカチョンカメラ」で、

やがて「ダム」の底に沈む「村」を撮り続けた、

命がけともいえる記録写真について、

書いてみたいと思います。


「バカチョンカメラ」を使ってでも、後世に残る

素晴らしい写真が撮れるというおばあちゃんカメラマン

の活躍なのです。



撮った人は、「増山たづ子」 さんといい、

10年前88歳で故人で亡くなっておられます。




増山たづ子①.jpg



2008年、日本最大といわれる 徳山ダム(岐阜県)が

完成したのですが、そのダムの底に自分の村が沈むと知って、

「 せめて村の姿だけでも 」 と記録に残したのでした。


「戦死した夫のためにも、残しておかなくては!」

という夫への強い愛情からでもあったと言います。


撮り始めの頃は、何もわからず、

人に、「素人の自分でも写せるカメラはないか」と相談したところ、

「猫がけっとばしても写るものがある」と

ピッカリコニカ[4]という当時のコンパクトカメラを

勧めらたのだそうです。


今なら、さしずめ、コンビ二で買える 1000円 の

使い捨てカメラと思ってもいいでしょう。


初めて、カメラを持ったのが、60歳の時。。


当初は、近所の住民にフィルムを入れ替えてもらって

撮っていたそうです。



撮り続けて、7年目(1984年)に エイボン賞 を受賞したのです。

エイボン賞というのは、社会に勇気と希望をあたえるという、

すばらしい功績のあった女性に贈られる賞です。

その後、数冊の写真集も出し、さらに、日本各地で展覧会も開きました。

それどころか、徳山村を舞台にした映画「ふるさと」にも出演しているのです。

村人の間では、「カメラばあちゃん」 と慕われる人気者だったようです。


のちに、写真賞の「東川賞(ひがしかわ)」も受賞するなど、業績としても、

もはや、立派なプロカメラマン並です。



誰でも、簡単に撮れる 「ばかちょんカメラ」 でもこんなに活躍してくれます。

このような例は、これからカメラマンになろうと思っている人にとって、

勇気をあたえてくれるのではないでしょうか?



歴史に残る・おばあちゃん渾身の記録!



増山さんの生まれ育った岐阜県の徳山村は、

福井県と滋賀県の県境にあったといいます。



増山さんの夫は、第2次世界大戦で、今の「ミャンマー」に駆り出され、

行方不明になったままだったそうです。



増山さんの村が、ダム湖に沈むという話が持ち上がったのは、

1957年のこと。


徳山ダム③.jpg
(徳山ダム)



それを耳にした増山さんは、

猛烈な勢いで写真を撮り始めたのでした。


横井(庄一)さんや小野田(寛郎)さんは、30年近く

立って戦地から帰還したことは日本中が沸いた大ニュース

であったようです。


ひょっとして、自分の夫も・・・・・と増山さんの

頭をよぎったことでしょう。



「その時、夫が夢にまで見ただろう故郷が、

ダムで消えてしまったら・・」


ダムに沈む校舎②.jpg
()ダムに沈む村に在る校舎


増山さんは、駆り立てられるようにして、

村の写真を撮り始めた理由が、そこにあったわけです。




(追加記事が続きます。少しお待ちください。)


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写真撮り方:スナップ極めた主婦の傑作!絶妙の瞬間です! [写真撮り方]

写真撮り方は、10人10色! 人それぞれみな違います。
長年撮り続けて、スナップ極めた主婦の傑作と手法をご紹介
します。 珍しくない写真でも、コレは絶妙の瞬間です!  



知識ゼロから始めた主婦が撮ったスナップ写真の傑作!




まだ、撮り始めて間のない初心者の方にも、社歴が長くても

なかなかウマく撮れないと悩む人に、参考にしていただけるのでは

ないかと思う例を挙げてみます。




牛馬特選①.jpg


この写真は、

センスとか、感覚とか、才能とか、全く無縁だった、

ごく普通の主婦が、コツコツ撮り続けて、雑誌コンテストで

「特選」に入った傑作です。



選評」には、


「写真というメディアの面白さは、事象の一瞬の姿を

とらえるところにある。 まさにその典型のような作品だ」


とあります。



この写真は、水上に浮かぶ細い板の上を走る自転車競技での

ことだそうです。

前もって、調べていたのでしょう。

しかし、このイベントで撮っていっても、

こういうハプニングに出会えるかどうかはわかりません。

仮に出会えたとしても、このタイミングで

シャッターを切れる腕前は、ナマハンカではないですよね。


読者の多くの方がスナップの経験をお持ちだと思いますので、

その辺はよく分かっていただけると思います。



一昨年のカメラ雑誌を見ながら、 「えっ!」 と

目が留まった写真でした。

この写真を撮った人の名前を見て、


「なるほど、そうだったんだ! ・・・・」


と納得できました。


いつか、その人は、このブログでも取り上げたことがある主婦

「G」 さんだったのです。


牛馬寿子.jpg
(主婦Gさん)



実は「G」 さんは、「フオトコン誌2012年度」の

自由の部で「1位」を受賞した主婦の方だったのです。


自由の部というのは、「スナップの部」といっても

よいぐらい、ほとんど、スナップ写真です。

上の写真は、その3年後に同じフオトコン誌で

特選に入選した1枚でした。

1位になった頃から、さらに上達されています。



ズブの素人がここまで撮れるようになるには?



写真①は、「1位」 になったGさんが、3年後に

フオトコン誌に応募した写真だと言いました。

そして、さらにウマくなっておられることを

話しました。


では、どのように上達されたかを、見てみましょう。


私は、この写真を見た瞬間、まず、見事な「フレーミング」に

関心してしまいました。

左の自転車の入れ方、無駄がありません。

立っている人の下半身。 頭から突っ込んだ若者の格好、

泥水の、水際を少し入れたところ、

これ以上の「切りとり方」はないというところまで、

絞り込んでシャッターを押しています。

このフレーミングといい、シャッターチャンスといい、

「絶妙」といってよいのではないかと思います。


選評でも

「自転車、空を泳ぐ足、横で見ている人、など、

とっさの画面構成がみごとだ!・・・・・」


と、絶賛しています。


最初、写真について何も知識のなかった主婦の方でも、

鍛錬を継続していけば、ここまで、ウマク撮れるようになる

という、好例だと思います。


初心者の方も、まだウマクいかないという方も、

どうぞ、あきらめないで、ガンバって下さい。


ウマクなるコツは、

「カメラ雑誌を教師として、学びと技術を

継続して磨いていく」 


ことです。

何度も言いますが、このことが一番大事だと

私は、思っています。





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戦場カメラマン渡辺陽一テレビ出演!名画鑑賞!熱く語る! [戦場カメラマン]

戦場カメラマンの渡辺陽一さんが、先日、テレビ番組
「日曜美術館」に出演して、外国の有名画家ミュシャ
の絵の前で、熱く語っていました。真剣な顔でした!



戦場カメラマンの渡辺陽一さんは健在です!




ミュシャ絵画①.jpg




先日(日曜日)テレビ番組で、絵画の感想をある演出家が

手振り身振りで話していました。

実に楽しそうなはなしぶりに、

私もつい引き込まれてみてしまいました。


想像力豊かな人は、一つの絵画をみても、

次々とその感想が、口をついて出て来るものですね。


以前にも、女性写真家の大家「大石芳野」さんが、

出演しておられたときもそうでした。

一つの絵を前に、自分の想いを様々に語る姿を見て、

「さすがだなあ!」

と感じたものでした。



さて、先日の番組「日曜美術館」には、

実は、あの戦場カメラマンの、

渡辺陽一さんが、出演していました。


渡辺陽一さんは、「ゆっくりした話し方」が受けて、

「バラエティ番組」によく出ておれたようでしたが、

最近、あまり見かけないようでしたね。



そのためか、ネット上では、

「戦場カメラマンは、今どうしてるの?」

とちょっとした話題になっていたようです。



渡辺陽一さんのようなカメラマンは、戦地という

特殊な場所での撮影が多いことでしょうから、

そうそう、戦地に、出向いているわけでは、

ないだろうと、思います。


危険ですからね。


撮影がひとくぎりしたら、おそらく、一定の休みを

取っておられたのでしょう。


その期間に、テレビに出演しておられたのだろうと、

思います。


初回の出演で意外な人気が出たものですから、

テレビ局の方から、「出てくれないか?」 という依頼が

続いたのではないでしょうか?


その後、「タレント」になったかのような印象を

受ける程、テレビ出演が多かったように思います。


しかし、渡辺陽一さんは、やはり、

戦場カメラマンです。


先日のテレビ番組「日曜美術館」で「戦場の有り様」を

描いたミュシャという画家の名画を鑑賞しておられた。


戦場カメラマン②.jpg
(戦場カメラマン=渡辺陽一さん)



私はこの時初めて、「ミュシャ」という画家を知りました。


渡辺陽一さんがこの番組に出演したということは、

多分、戦場を撮るカメラマンとして、

渡辺陽一さんが、ミュシャの作品をどのように、

鑑賞するだろうか? ということで、この番組に

呼ばれたのでしょうね。



アナウンサーと、中堅俳優の二人がレギュラーで、

前述の「演出家」がゲストとして、迎えられていましたが、


番組の後半部分で、渡辺陽一カメラマンが、

あのトレードマークの帽子姿で現れたのです。




渡辺陽一さんの戦争絵画の鑑賞!




写真に近寄った渡辺さんは、ジーッと絵画に見入っていました。

バラエティ番組で見た彼とはまるで違います。

神妙な顔をし、真剣そのものに見えました。

最初は、絵画そのものの全体を見まわしていましたが、

やがて、中央あたりの女性を凝視し始めました。


ミュシャ①.jpg



その女性は、こちらを射るように見つめ、

手元に子供を抱えている様子です。


周囲には、多くの被害者が、それぞれの形で

描かれています。


渡辺さんの目は、中央の女性にくぎ付けになったようです。


それから、おもむろに、女性について語り始めたのです。


細かい内容は、憶えていませんが、


概略は、

「自分がこの女性を撮る場合は、レンズを向けながら、

どんな素性の女性だろう?

親は? 他の家族は? いま何を考えているのだろう?

・・・・・等々、一瞬にそんなことが頭をよぎっていく

ように思います・・・・・・」


多少、ニュアンスが違うかもしれませんが、

こんなことを、しゃべりながら、真剣に

絵画と向き合っていました。



戦地で写真を撮るカメラマンは、他にも、

多数いると思いますが、私は、渡部陽一さんの

感想を述べる姿を見ながら、ふと思い出しました。


戦地を駆けずり回すカメラマンは、

砲弾に倒れる兵隊を目の前にした時、

「カメラをむけるのか?先にその兵隊を助けようとするのか?」

というようなことが、論議されることがあります。


いずれにしろ、カメラマンは、撮る対象を前にして、

それが、どんな被写体であっても、

「何故撮るのか?」

を自分に問う姿勢が極めて大事なことだと思います。


記録したいのか?

怒りを生じたからか?

美しいと感じたからか?


何等かの「思考」や、感情が撮る前にはあったはずです。


「何故撮るのか?」


この問いは、カメラ雑誌の入選写真を見ると、

選評には、必ず出てきます。



何度か、「土門拳」が、カメラ雑誌の月例コンテストを

審査している「選評」を読んだことがありますが、


土門.jpg
(土門拳)


「・・・君は、この写真を何故撮ったのか?答えられるか?

この写真を撮るには、そこを、よく考えてみなさい!

ホントにそれを撮りたいと思う理由は何だったのか?・・・・」


入選写真を撮った人へ向けて、くどいほど、問いかけています。

応募者は、この「土門拳」のコトバに心から揺り動かされて、

成長していきます。


そして、一流カメラマンが誕生していくのです。



みなさんも、今一度原点に返って考えてみて下さい。



では、今日は、この辺で・・・・・・・・。





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スナップ写真の撮り方とコツ!最速でマスターした私の方法はコレです!

スナップ写真の撮り方とコツを、私は、懸命に模索しました!
私の場合は、最速でプロカメラマンになりたいと思っていたからです。
そこで、私の計画と方法を述べてみたいと思います。



プロになる為の計画とスナップ写真の撮り方




それは、次のような内容でした。


① 写真がどういうものかの基礎を知る。

② カメラマンとして、目指す方向を決める。

③ 実技(スナップ)を訓練する。

④ 写真コンテストで成果を試す。


①②は前に説明しましたので、

今回は

③ 番の「実技を訓練する」 を説明したいと思います。


私の場合、芸術性の高い写真をとるわけではありません。

プロとして、採用される(認められる)写真を撮るということに、

的をしぼります。


主として、それは、「スナップ写真の撮り方」 です。


採用される写真という事は、普段どこでも見られる

日常的な写真ではだめです。


一瞬 「えっ?!」 と思える写真が要求されます。


つまり、非日常的な写真を撮るということです。


たとえば、アイドル歌手・嵐の桜井翔くんが、レストランで大きな口をあけて、
パンに食いついていたとすればどうでしょう?

そんな写真なら、「えー?」 と誰でも、のぞきこむでしょう。


国会で、審議中にイネムリしている大臣の写真などは、どうですか?
似たようなシーンを見たことありませんか?


もう一度繰り返しますが、平凡ではなく、
非日常的な写真をとるということが大事です。


特殊な撮り方ではなく、ごく普通の手撮り手法、

つまり、広い意味での「スナップ写真の撮り方」で撮ります。


しかし、速くプロカメラマンになるには、芸能人を撮ったり、
政治家を撮ったり、また、何かの有名人を撮ったりする、
時間的余裕などはありません。


ではどうするか?

撮る対象を、もっと絞り込みます。

まず、「人物を撮る」 ことに決めます。 

でも、それだけでは、足りません。  もっと絞ります。

人物の = 姿、しぐさ、格好、表情、服装・・・等々。

私は、このうち「表情」  を中心に撮る

ことにしました。


つまりスナップ写真の対象は、表情です。

表情には、

笑う、泣く、怒る、ねたむ、憎む、苦しむ、喜ぶ・・・・などがあります。

これらを自在に撮れるようになれば、もうしめたものです。


スナップ写真のコツを得たも同然です。


場所も遠くまでいく必要はありません。


・駅のプラットホーム、
・駅の改札口、 
・横断歩道、
・歩道橋などを通る人物、 
・バスの運転手、 
・公園のお年寄り、
・マーケットで買い物する主婦や中高年男子、

 ・・・・等々。

また、

・街角スナップや、
・ストリートスナップでも

ОKです。


写す場所は探せばいくらでも、見つかります。

私は、横断歩道をよく、撮影場所にしました。


あとは、それを、手際よく、さっさと、撮っていく。

といっても、これがナカナカ難しいのですが・・・!

でも、やらなけらばなりません。


ローアングル、 俯瞰(上からのぞく感じ)撮影、

小走りしながら、 しゃべりながら、 

道端に這いつくばって、



スナップ這いつくばる女.jpg


(これは、女性が小花を撮っているところですが、
私も、ずいぶんこの格好で練習したものでした。
カメラ位置をここまで下げると、視覚がかなり変わってきます)



時には、ころびながら、さらに、 ノーフアィンダー で、

できれば、隠し撮りも ・・・・等々。



撮るのは、顔のみです。



的がきまっているから、迷う事はありません。

数を撮っているうちに、スナップ写真の撮り方技術は自然に身につきます。

この数をこなすことが、スナップ写真のコツにもつながります。


ただ、平凡な顔 は極力さけます。


できれば、こんな顔です.


ばあちゃん写真.jpg
(コンテスト一位を獲得した方の写真
=引用させていただきました)


アルバイトに忙殺されて時間が無い私は、バイト先でも、

ひと工夫して、効率をあげました。


それについては、また項を改めて、書いてみたいと思います。


それでは、今日はこの辺で・・・・・・・。




     <  関連 記事 >

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写真撮り方フレーミングをプロが解説!こうすれば超スッキリする! [フレーミング]

写真の撮り方でフレーミングは非常に大事です。
上手くいくかどうかで、写真の出来が大きく変わります。
そこでプロによるフレーミングの解説をご紹介します!



私は最初よくフレーミングに迷いました!



写真を撮る時、ファインダーを覗きながら、

左右上下どこで切り取ろうか?と迷うことありませんか?

最初の頃、私はしょっちゅうありました。(笑)

カメラを右に振ったり、左に回したり、

また、アングルをあれこれ変えてみたり。

それでもなかなか決まりませんでした。

しまいに、適当なところで、この辺でいいかな!

とシャッターを押して済ませていました。

これじゃウマクいくはずないですよね。(苦笑)



写真の撮り方として、

フレーミングの方法に決まりがあるわけではありません。

しかし、効果を上げるフレーミングのやり方

というものはあります。

それを一枚の写真を使って、

実例でプロカメラマンの説明を見てみましょう。



フレーミングとは?



前にもちょっと書いたことがありますが、

風景カメラマンの「米美知子」さんは、

撮影会などで、よく「フレーミング」という言葉を

使用します。


米戸外.jpg
(戸外で被写体を探す米美知子カメラマン)
(こんな時でも、指で小さな輪を作ってフアインダー代わりに
のぞいて、フレーミング場所を探し周ります)


カメラ雑誌の審査員を担当する時も、

彼女の場合、他の審査員に比べ、評の中に

「フレーミング良い」とか、

「フレーミング良くない」とか、

けっこう多く使われているように感じます。


皆さんも、気を付けてカメラ雑誌の彼女の

コンテスト評を注意してみて下さい。

きっと、そのことに、気づかれることでしょう。


では、いったい「フレーミング」とは

どんな意味でしょうか?



フレーミングについて = もともと、「フレーム」というのは、

           枠(わく)、とか縁(ふち)を意味します。
      
           なので、「フレーミング」 は 

           「切り取る」 「縁取る」

           ということを意味します。

メガネの枠などを想像されると、解りやすいかも知れません。

メガネの枠(ワク)もフレームと呼ばれることがありますよね。




フレーミングの効果を実例で説明!




次の写真をご覧下さい。



タイトル=「あんよ」
赤ん坊足①.jpgこれは、もう一歩で「入選」を逃した応募写真なのです。

では何故、この写真が入選できなかったのか?


この写真について、プロカメラマンの「野澤勝」さんが

次のようにアドバイスしています。




<評>


「 ・・・赤ちゃんの、かわいらしさを ”足だけで”表現しようと

考えたのだと思います。  

 その発想は大変良いです。

ところが、この画面には、作者の狙いとは、関係のないものが、

いろいろ写っています。



例えば、


 背景には、大人の足が見えます。

これは、いったい、赤ちゃんとどんな関係の人だろうか?

とよけいなことを想像してしまいます。


 ハギーに書かれている 「文字」 も気になります。


 手にも、目が移ってしまいます。

これは、「あんよ=足」 から目線を外す邪魔な存在になります。


そこで、上の ①②③の主題と関係ないものを

フレームから省きましょう。

そうすると、赤ちゃんの「足」だけで、赤ちゃんの

「かわいらしさ」

が、より強調されるのではなかろうかと、考えてみる必要があります」



と言った上で、さらに、


「こうした思考と、行為の積み重ね が完成度の高い作品に

結びつくのだということを、ぜひ覚えておいて下さい」


とアドバイスしてくれています。



もう一つこちらの写真をご覧ください・


タイトル「住宅」(日本カメラモノクロの部1位)
フレーミング12.jpg


右の国道、所せましと奥につづく住宅。

横浜のある地区だそうです。

このあたりの住宅事情をギリギリのフレーミングで、

表現しています。

フレーミングをこれ以上広げると、作者の意図が

薄れてくるでしょう。

ここまで、切り詰めたフレーミングだからこそ、

この区域の住宅事情が、一層、見る者に迫って来る

見事な表現になっていると思います。




以上ですが、

「フレーミング」の大事さが分かっていただけたと

思います。


これから、写真をを撮るとき、

「フレーミング」 がいかに大事かを考えながら、

対象をよく観察して、納得のいくフレーミングを

実践してみて下さい。



それでは、今日はこの辺で・・・・・・。





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カメラマン志望でアシスタントに!給料安く仕事激務でもヤル34歳!

カメラマン志望の男性からアシスタントをやりたいが?
とメール相談がありました。 給料や仕事内容も知りたい
と言います。 本気でやりぬく覚悟と情熱がありますか?




アシスタント希望は多い!
アシスタント②.jpg
(撮影風景)


この方は家族を持っている地方の方だったと思います。

「もし必要なら、家族共々、移転してもかまわない」

と、かなり、深刻な印象を受けました。


このブログ上で3回か4回にわたって、細かく

ご返事したことがあります。

覚えておられる方もあることでしょう。



結果から言いますと、「アシスタント」 をやりたいと

思われたら、それも、カメラマンのプロへ通ずる道です。 


ただ、アシスタントを希望するなら、「絶対やるぞ」

 
という「強い意志」と、「覚悟」をもってやり抜いて

いただきたいと思います。


なぜなら、普通 考える程、「カメラマンのアシスタント」は、

生易しいことではないと思うからです。


給料は、安い。

仕事は、その割にきつい。


もちろん、それらは、「アシスタント」となる

プロカメラマン側の話なので、

千差万別です。


ひょっとしたら、待遇もよく、仕事もそれほど

きつくもないかも知れません。





アシスタントの給料では生活は無理!仕事はきつい!




プロカメラマンのアシスタントをやったり、

アルバイトのような形で働きながら写真を

勉強する人は、いくらでもいます。


私が知るBさんも「アシスタント」を経てプロになった

一人でした。

ある中堅の印刷会社に入って、カメラマンとして働いています。


①料理の写真や、
②花の写真、
③植物の写真など、


時には、その土地の


④観光風景や、
⑤案内パンフレットなどの


写真を撮ったりもしています。

クライアントの注文に応じて、実にいろいろな写真を

撮っています。


Bさんの場合は、4年間、スタジオ内で女性モデルの

撮影のアシスタントをやってきた人です。


アシスタント③.jpg
(Bさんの場合)



そのためか、

写真①②③④⑤のような撮影をする時は、

かなり手こずったようです。


しかし、会社では、普通のサラリーマンと同じくらいの

給料は、定期的に毎月もらえるようになったので

自分の生活は出来るようになったと言っていました。



アシスタント時代はの給料は、おこずかい程度で

「8万」ぐらいだったそうですから、

住んでいる「部屋代」を払えばほとんど消えてしまいます。

後は、夜や、休日にアルバイトをやって、

補うことになります。



一般に、アシスタントがもらえる給料は、

安いものです。

一軒一軒調べたわけではないので、詳細は

私にもわかりませんが、これまでいろいろ

聞いているところでは、


普通の会社勤めの人に比べれば、おそらく

半分以下ぐらいではないかなと思われます


アシスタントの給料だけで、生活するのは、

まず「無理」と考えていた方がよいでしょう。



考えてみて下さい。

雇うカメラマン側としては、自分の持つ技術を

すべて、公開しているようなものです。

アシスタントは、それを見て、その技術を

盗んでいると言ってもいいでしょう。 


こう言えば、ちょっと「聞こえ」がよくないですが、

実際、その通りなのです。

言ってみれば、スタジオは写真学校と

同じ役割を果たしているわけです。


なので、もらえる給料が安くとも「文句」は

いえないのです。


たとえ、仕事がきつくともです。


「それなら辞めていいよ」

といわれたら、それまでですからね。



アシスタントとしてやっていくには、

強い「意志」とやりぬく「覚悟」が必要と言った

ことがおよそ、解っていただけると思います。



それでは今日はこの辺で・・・・。







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報道写真:撮影新兵器ドローンの威力に驚嘆!写真界に革命か? [ドローン]

報道写真にドローンが進出し始めています。撮影新兵器
ドローンの威力をご紹介します。  写真界の様相が、
革命的変化をおこすかも?という人も!


報道写真にドローンが驚くべき威力を!



ドローン空撮①.jpg   
ドローン画像)



「新・映像の世紀」 と題してNHK出版から、

大型の記録写真集が出版されました。


NHKで編集された過去約100年の記録映像集です。


この写真集には、目を覆うような惨事が多く出てきます。


注目の「報道写真」が満載です。


中でも、「ドローン」 が写真撮影に使用されている

ことを知って、とても、興味深く感じました。


下の①②がそうです。



ドロンヤフー②.jpg
(空爆によって廃墟と化したシリアの都市)




どℛ-ンヤフー①.jpg
(静かな街には人影もまばら)



このところ問題になっている国「シリア」

戦争のあとを「ドローン」で空撮したものです。



この町には、数人しか生き残っていない

と言われているそうです。

「痛ましい状況」をドローンは、ウマく

俯瞰(見下ろすの意)して広く撮影しています。


「複眼思考」ということがよく言われます。


これは、物事を多角的に考えていくことです。


写真でいうなら、一方から、物 を見るのでなく、

他方面から、被写体を観察することです。


上から見たり、下から見たり、左右から、

被写体を観察すると、一つの「物体」が、

さまざまな形をみせてくれます。


プロは、習性として、こういう「クセ」をもっています。


上のような写真は、なかなか撮れませんが、

ドローンを使えば、いとも簡単に撮ってくれます。

しかも、非日常的な 上空から見た写真ですので、ユニークな

写真にできあがっています。



ドローンが使用されている実例





ある日、新聞社の報道カメラマンが、アメリカで「ドローン」を

使用して、「雄大な写真を撮ってくるように」と

命令され、そうです。


ドローンには、まったく素人の彼は、

ドローンの学校で、ドローンについて学び、

そのあと、ドローンによる空撮に出かけたと言います。



ドローンは、昨年あたりから、私も、時々、テレビで

その存在を知りました。


今、ドローンについて操縦法などいろいろ教えてくれる学校も

増えてきているようです。



そういえば、ドローンによって、「風景」を撮る

「風景カメラマン」の撮影番組をテレビで見たこと

がありました。


これからは、「ドローン」専門のカメラマンが

増えてくるかもしれませんね。


報道写真だけではなく、風景写真にも、他の写真ジャンルにも、

ドローンが進出してくる可能性があるような気がします。


素人が、空撮を普通に行う時代がやってきて、

ある意味、「写真革命」 のようなことが

起こるかもしれません。


それにしても、今回は、NHKの写真集をみることで、

一つの大きな発見がありました。




それでは、今日はこの辺で・・・・・・・。






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カメラマンとして独立したい!写真家を熱望する25歳中卒男子! [中卒]

カメラマンとして独立を希望する25歳の中卒男子から
メールが届きました。「中卒」でも写真家として独立が
可能でしょうかと。その場合、何が必要でしょうか?と。



カメラマンとして独立目指す中卒男子!
                       


カメラマン③.jpg



こんにちは。

昨日、読者の方から、次のようなメールをいただきました。



ーーーーーーー



「・・・僕は、現在25歳。

中卒ですが、カメラマンとして、

独立を希望しています。

可能でしょうか?

ただ高校ぐらいは、出ておいた方が良いと思いますので、

通信制を受けようかなと思ったりもしますが。

・・・・・・」




ーーーーーーー




いやあ・・今でも中卒で社会に出る人がいるんですね。


たしか、2年程前にも、同じようなメールをいただいた

ことがありましたが、いろいろ事情があってのこと

なんでしょうね。



ところで、私は、基本的には、中卒だろうが、

高卒だろうが、あるいは大卒であろうが、

カメラマンとしてやっていく上では関係ないと思っています。



事実、中卒でプロカメラマンになっている人も

実際に存在します。

このブログでも、何人かご紹介したことがありました。


ただ、新聞社とか、大手出版社のカメラマンなどの場合は、

中卒では、非常に難しいか、不可能かもしれませんね。


それでもフリーカメラマンとして、雇われる場合も

ありますので、どうしてもというなら、根気よく

調べてみるのがよいでしょうね。



中卒でカメラマンとして独立するにも自学自習の努力は必要!
                       



カメラマンとして独立するためには、

教養を身に付ける為、独学しておいた方が、

感性を磨くにも、必要ではないかと思っています。


どの分野でも、これは言えるのではないでしょうか?



数年前「芥川賞」を受賞して、作家になった「西村賢太」さんも

中卒でした。



中卒の上、酒飲みで乱暴者だということで、受賞当時、

大変話題になりました。




一方で、

「 中卒の乱暴者が芥川賞を受賞して作家になれるなら、

自分にだって、作家なれるかもしれない・・・

と、多くの若者に ”希望” を与えた面もある。」


と書かれた文章を何かで読んだのを覚えています。



たしかに、そういう面はあったかもしれませんが、

常識的には、「中卒」 と 「芥川賞」は、

まあ、つながらないだろうと思います。



私は、「西村賢太」さんの「エッセイ」を何冊か読んでみましたが、

彼の場合は、子供のころから、大変、読書が好きで、

文章も書いてきてるんですね。

それが、よくわかりました。


たとえ、「中卒」であっても、彼には、それなりの

「下地」 があったということです。


つまり、「読書家」であり、書く修練も積み」、

尚且つ、そのための「努力」を続けていたということです。



中卒で、カメラマンとして、独立するのも、

コレと同じだと思います。



カメラ技術を習得すると共に、

絵画の展覧会に足を運ぶなり、

本を読むなりして、「自学自習」を進める

「努力」

と、それを続ける

「強固な意志」

が、必要不可欠だと思います。


中卒②.jpg



独習していく上で、

「中卒」 であることは、おそらく

誰にも、とやかく言われる筋合いはないでしょう。



写真を学ぶ一助として、このブログでは、

「カメラ雑誌」

の購読を、おススメしております。

多くのプロが教師となって激安で教えてくれます。


「カメラ雑誌」で、学んでプロになったり、

一流の写真技術を身に付けたりす例が、

それこそ 「イッパイ」 登場します。


独学で学ぶにおいて、「カメラ雑誌」は、

その「宝庫」と言えるでしょう。 



写真学校に行けば「数十万円」かかります。



また、よかったら、このブログも、

読んでみて下さい。

それらにまつわる事柄もいろいろ書いております。

参考になれば、ホントに「サイワイ」に思います!




それでは、今日はこの辺で…次回又・・・



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良い写真とは~と定義することなど出来ないと言う人もいますが! [良い写真とは]

良い写真とは何かについて、そんな定義はできない
という人がいますので、ここで言う「良い写真」に
ついて、一応、説明しておきたいと思います。



フジコン大賞富士.jpg
(フジコン大賞に輝いた写真)



良い写真とは何かの定義について



良い写真と、それを見分ける方法について、

前回と、前々回に記事を投稿 しました。

するとネット上で、ふと、次のような文章に出合いました。


「良い写真なんて決めることはできない!

定義することは、無意味だ」


まあ、簡潔に言えば、大体こんな内容の文章です。

私は、 多分こういう人もいるだろうなあと

想像はしていました。


写真を芸術と見た場合、

それを、「良い、悪い」という価値基準で、

簡単に決めることはできないと思うからです。


芸術などといった高尚な論議は、

正直、私などには、ちょっと荷が重いです。


では、私が、これまで


「良い写真を見分けることは、不可欠」 と


お伝えしてきた「良い写真」について、

誤解のないように説明をしておきたいと思います。


前々回も少し触れていますが、

ここで言う「良い写真」というのは、


普通一般に、プロカメラマンが、見て


「いいなあ!」


と感じる写真を指して、言っています。


要するに、

ズバリ、

「 各種カメラ雑誌月例コンテストで入選する写真

とか、

巷で行われるごく一般的な写真コンテストの入選写真 」

だと思って頂けたらいいと思います。



例えば

上の写真① や、

次の写真 ② ③ ④などです。



外人子供.jpg
(アサヒカメラ誌1位入賞=Sさん)

この写真は、スランプに陥ってなかなか思うような写真が
撮れなくなったSさんが、考えた末に、撮るレンズを「135ミリ」
1本だけに絞り、
被写体を、自宅に近い神戸港で下船する「観光客」だけに絞って
休日ごとに通って、撮った1枚でした。

外国人の子供が下船する時を狙ったものです。

子供の「表情としぐさ」を実にタイミングよく
捉えています。
絶賛された傑作です。





(フオトコン誌推薦・1位)
推薦林①.jpg
(原画は、素晴らしい絵図を表現しています)

この写真は、2012年に「ネイチャーの部」で年度賞1位を
受賞した「林」さんの撮った1枚です。
この人は身近な題材から、多くの入選作を出した人です。


③ の写真も、雨の朝、お寺の境内に溜まった水たまりに
  浮かぶ花びらを撮ったものです。

  「選評」では、

  「・・水面の桜を切り取り、静と動の対比が華やかさを
   語り掛け、珠玉の作品に昇華しあがった。
   作者の 観察眼と優しさ を感じる」

と、激賞された1枚です。


身近に見つけた ”水たまりに浮かぶ桜の花びら” を見事、
作品に仕上げた林さんの「腕前」に、私は感動すら覚えました。

これこそ、「良い写真」 の典型と言いたいところです。


林 さんは、定年後、コツコツとカメラ雑誌を教材に学んで
遂に「年度賞1位」を獲得しました。


ちょうど、10年目のことです。


(林惣一さん・74)
年度賞林.jpg
(以前にも取り上げた人)


このあと、個展を足掛かりに、プロへと
進んだ 「70代」 のカメラマンです。




子供笑顔①.jpg
(これはPHP誌のグラビア写真・
プロが撮った写真です・参考にして下さい)

この笑顔は、誰が見ても、つい引き込まれて、
こちらまで笑ってしまいそうな1枚です。

ホントに、「いい写真!」 ですね。



以上、

いずれも、選ばれた「良い写真」の例です。

「個性」や、「創造性」本気で論じる写真は、

ここから先のことだと思ってください。



例えば、

早い話が、以前も少し取り上げました

「三島由紀夫」の割腹自殺などがいい例です。



三島由紀夫.jpg
(三島由紀夫・45)




「三島由紀夫」は、「死」を美しいと捉えた作家です。

いわゆる「死の美学」です。


「老いさらばえて、醜い肉体をさらすには及ばない!」


として、45歳の若さで「割腹自殺」をして亡くなった作家です。

「ノーベル賞候補」にもなった天才的作家です。


「創造性」や「個性」の面から言えば、

「死の美学」は大いにあり得ることだと思います。



しかし、だからと言って「割腹自殺」の写真

「良い写真」 として、取り上げることは、

ここでは、できません。

これは、分かっていただけると思います。


そういうことで、このブログで言う

「良い写真」の定義は理解していただけたかと

思うのですが、いかがでしょうか?


もっと言うなら、

「働きながら独学」 している人、

特に初心者の方にとって

「良い写真とは何か?」

と聞かれたら、前述しましたように、

「コンテスト入選作」 と答えたいと思います。



もし、疑問に思ったり、聞きたいことがおありでしたら、

コメントでも、メールでも、ご遠慮なく書き込んで下さいね。



それでは今日はこの辺で・・・・又この次に・・・・。



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「工場立国」(タイトル)
煙突①.jpg
<フオトコン誌>ヨリ



こんにちは。


早速ですが、前回の写真(上)の感想はどうだった
でしょうか?


写真の写り具合が不鮮明で、空間に網目のような薄い模様

も見えますが、これは、ケータイで撮り直した為に起こった

現象です。

原画そのものはスッキリしていますので、そう思って

ご覧ください。



初歩の方は、「良い写真の見分け方」をぜひ、身に付けて

ほしいと思います。 

これは、「必定」 だと言えるでしょう。

技術の進んでいる人も、復習のつもりで、

思い出していただければな、と思います。


それでは、写真(上)「工場立国」を見ていきましょう。


まず印象にのこるのは何でしょう?


① 煙

② 数本の煙突

③ 夕日を受ける工場の壁面

④バックの空間とシルエットの建物


見た瞬間、目にはいるのはこんなところでしょうか。


中でも、強く感じるところは、ムクムクと左へ伸びる
「煙」でしょう。

見る者に「工場」を想像してもらうためには、

この「煙」と数本の「煙突」はこの場合絶対に欠かせません。

雲の状態はどうでしょうか?


自分が今、この場所でカメラを構えていると

思ってください。

雲が左側にたなびいているのは、右から左への

風向きを想像させますね。

コレは、写真に「動き」を与えています。

この雲が、モクモクしているほど、工場を印象づけますよね。


ということは、工場排煙が、最も多く輩出する時間も考えて

撮る必要もありそうです。


これは、夕方、夕日が当たる工場を、左側に

入れています。


右下に「ススキ」が入ることで、なんとなく

さびれた(?)工場地帯のわびしい感じが見てとれます。


私は大体以上のような感想を持ちました。


皆さんは、どうだったですか。


撮影者は、この場で、

「工場地帯」を印象付ける写真を撮ろうとカメラを、

構えたわけです。


そんな写真を撮るためには、「工場地帯」を示す

「物」が必要ですよね。


ここでは、「煙突」であり、「煙」であり、「工場」であったわけです。


それらの「道具」で、「工場地帯」であるという


① 「雰囲気」とか
② 「状況」

とかを表現しなければなりません。


そんなことを考えると、ここで

「良い写真」というのは、


① 「雰囲気」とか
② 「状況」

をウマく表現できた写真ということになります。


もう一度、言います。


ここで、「良い写真」 というのは、

工場地帯の「雰囲気」とか「状況」をウマく捉えた「写真」

ということになります。




この入選写真を審査した

プロの「評」も引用してみましょう。


「夕方の時間帯を選び、煙突の煙を印象的に
捉えています。

煙の流れ具合から風の強さも感じられます。

カメラアングルを下げたことで、煙突とススキを
同じ髙さにしている点にも着目しました。

飛行機の位置も計算しているなど、

抜かりない一枚となりました」




注)

選者は、女性プロカメラマンの

「榎並悦子」氏です。


榎並悦子カメラマン.jpg
(榎並悦子カメラマン)



岩宮武二プロカメラマンに師事してプロになった人です。

高齢化率が日本一の町を取材した

「日本一の長寿郷」(個展)などで知られています。



(この写真は榎並カメラマンの個展とは無関係です)
煙突①.jpg



だいたい、以上ですが、

いつも言いますように、働きながら独学を

続けている人は、カメラ雑誌の「選評」

納得できるまで、読み込んで下さい。


その写真を撮っている立場に自分もいる

と想像しながら、「選評」 を読んでいって下さい。


最初は、なかなか理解できなくとも、経験するうちに、

やがて、

なるほどな! と分かる時期が必ずやってきます。


「良い写真である」ことを体の芯までしみ込ますには、

これが、一番手っ取り早い方法ではないかと、

私は、思っています。


年度賞を受賞した人たちの「記録」を

いろいろ読んでみますと、やはり、

「選評」 が何よりの教師であることが

わかります。


とにかく、これを機に

「良い写真を見分ける力」を、

ぜひ身につけていただきたいと思います。



それでは、今日はこのへんで・・・・・。





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